
2300ページの授業概要
4月は大学も新学期です。大学教育の特徴の一つに科目選択の自由度の高さがあります。それゆえ、勉強を始めるにあたって、4月にその年度に何を学ぶかを選び、登録することが一般的です。
選ぶ基準は様々です。勉強して試験などの評価で合格しなければ卒業できないという「必修」科目は、必ず選択します(それも、どの学年で学ぶかという選択肢はある)。科目がグループ分けされていて、「卒業には○○科目(単位)以上の合格が必要」という条件が課されていることもあれば、かなり自由に好きに選べるような科目もあります。現実的には、「○○先生は楽らしい」とか「朝イチの講義は起きるの大変だから受けたくない」とか勉学面からは好ましくない基準で選ばれることもありますが…。
この科目選びや、その後の勉強のための情報として、科目毎に「シラバス」という資料文書が用意されています。その科目の目的や、各回の内容、予習復習すべきこと、成績評価の方法や基準などが記載され、科目選択の際にも目を通すことが推奨されています。昔はその年に実施される科目全部を含む、分厚い本で用意されていましたが、いまはオンライン化しています。
今年の学生さんの科目選択の指導などを準備しているとき、昨年夏に刷新した教育系のオンラインシステムでは、このシラバスを見るのがちょっと面倒で、サーバへの負担も大きいらしいことが分かりました。科目を検索して、そのシラバスを見て、という手順が必要なのですが、複数の科目を見比べるのも面倒そうです。そこで、昔ながらの「全部入り」のシラバスを試作してみました。システムからダウンロードしたデータを自動変換して整形するプログラムをつくって、PDFにしました。変換部分はAI援用で作って、見た目の部分については自分の手で調整して。
というPDFが、うちの学科で2300ページありました。組込マイコンの説明書で数百ページのPDFは珍しくはありませんが、2000ページはあまり記憶に無く。ただ、これをダウンロードすれば、手元のパソコンですぐに科目のシラバスを確認できますし、複数並べて確認するとかも簡単にでき、自分の仕事には便利に使っています。
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